16,CFP 独学用 タックスプランニング 2019−2 過去問 問題解説  不動産所得に係る総収入金額

CFP 過去問題 タックスプランニング

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Aさんの取得した賃貸用不動産のうち、202号室の2022年における入金状況が以下の通りであった場合、202号室に係るAさんの2022年の所得税の計算上、不動産所得の総収入金額に算入すべき金額はいくらか。なお、家賃等の収入の時期については、所得税法の原則的な方法により計上するものとする。

取得する不動産に関する資料

構造等   軽量鉄骨造2階建
部屋数   1DK6室 2DK2室の8室
取得価格  ◯建物 2,800万円
      ◯建物附属設備  200万円
      ◯土地  3,000万円
その他   この不動産の取得に際しては、取得資金の3分の1を自己の貯蓄から支出し、
      残額については銀行ローンを組む予定である。

受取月入金額備考
1〜3月0円空室のため入金がなかった。
4月家賃 16万円
礼金 7万円 
敷金 14万円
家賃は2022年4月分と5月分の2ヶ月分とする。
礼金は全額返金しない。
敷金は退去時に全額返金する。
5〜12月家賃 64万円家賃は2022年6月〜2023年1月までの8ヶ月分とする。
家賃は契約により、前月までに翌月分を支払うことになっている。

所得税における不動産所得の収入金額の計上時期は、契約により支払日定められているものについてはその支払日、支払日が定められていないものについては実際に支払を受けた日である。従って、2023年1月分についても2022年の収入金額に含めなければならない。また返還を要しない礼金は2022年の収入に含めるが、全額返還する敷金は収入に含めない。
収入金額に算入すべき金額⇨ 16万円(4、5月分)+64万円(6月〜翌1月分)+7万円(礼金)=87万円

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