57問目 CFP試験 独学用 タックスプランニング 外貨建て預金の利子と為替差損益

CFP 過去問題 タックスプランニング

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A社に勤務するタロさん(非永住者以外の居住者)が、以前銀行の国内支店に預けていたD定期預金とE定期預金との2種類の通貨の外貨建定期預金(為替予約なし)について、2021年に満期となった。タロさんの2021年中の収入等が以下のとおりであった場合、タロさんの2021年分の所得上、総所得金額はいくらか?

為替差損益は雑所得(総合課税)である。同一年中に為替差益と為替差損が発生した場合には、為替差益と為替差損を相殺し、利益が残れば雑所得として総合課税の対象となる。損失が残るときは、他に雑所得の金額があればそれと内部通算する。その雑所得の内部通算後の損失は他の所得と損益通算することができず、損失がなかったものとされる。国内の銀行に預け入れた外貨定期預金の利息は、利子所得に該当し源泉分離課税される。

雑所得

①為替差損益

14万円(D定期預金)−50万円(E定期預金)=▲36万円

②原稿料

30万円−7万円=23万円

③雑所得

①+②=▲36万円+23万円=▲13万円→0円 雑所得の損失はなかったものとされる。

総所得金額  840万円(給与所得)+0円(雑所得)=840万円

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