58問目 CFP試験 独学用 タックスプランニング 外貨建預金の為替差損益と利子

CFP 過去問題 タックスプランニング

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非永住者以外の居住者である会社員のAさんは、以前に銀行の国内支店で預け入れたRA定期預金とRB定期預金の2種類の通貨の外貨建預金(為替予約なし)がいずれも満期となり、預金利息と為替差損益が生じた。Aさんの2021年中の収入等が以下のとおりであった場合、Aさんの2021年分の所得税の計算上、総所得金額はいくらか?

為替差損益は雑所得(総合課税)である。同一年中に為替差益と為替差損が発生した場合は、為替差益と為替差損を相殺し、利益が残るときは、雑所得として総合課税される。損失が残るときは、他の雑所得の金額と内部通算する。その雑所得の内部通算後の損失については他の所得とは損益通算することができず、損失がなかったものとされる。国内の銀行に預け入れた外貨定期預金の利息は利子所得に該当し、源泉分離課税される。

(1)給与所得   600万円

(2)雑所得

①為替差損益  ▲45万円(RA定期預金)+20万円(RB定期預金)=▲25万円

②寄稿による収入  90万円(収入)−10万円(経費)=80万円

③内部通算  ①+②=▲25万円+80万円=55万円

(3)総所得金額

(1)+(2)=600万円+55万円=655万円

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