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CFPの問題をひたすら解いてみた。
挨拶とか余計なことは入力しないので必要な情報だけ載せます
問題↓
配偶者控除額 (住民税) 控除対象配偶者 900万円以下 33万円
事例
Aさんは妻、長女、及び次女と同居しており生計を一にしている。Aさんの2021年分の給与収入などが以下の通りであるときAさんの所得税及び住民税の合計金額はいくらか?
給与収入 8,400,000円
所得税控除に関する資料
①社会保険料 1,080,000円
②扶養控除等の状況
・妻 (45歳 合計所得金額 0円)
・次女 (16歳 合計所得金額 0円)
・長女 (18歳 合計所得金額 0円)
まずこれを知らないと解けない
給与に係る税金は(給与収入ー給与所得控除額ー所得控除額)✖️税率
一つずついきましょう。
給与所得控除額は給与収入が84,000,000円なので表のここより計算します。
① 給与所得は8,400,000円ー(8,400,000円✖️10%+1,100,000円)=6,460,000円
ここから引けるものは引いた方が税金安くなるので色々引いていきましょう。
みんな税金対策してますよね?
所得控除額は まず社会保険料が1,080,000円
次の数字も覚えないと解けません。
所得税の扶養控除額 妻45歳 長女18歳 二女16歳より 38万✖️2人=76万円
あれ、奥さん入れて3人分じゃないの?違います。よく奥さんが働きすぎると税金高くなるから103万まで、、と言われているのは配偶者控除に関係するからです。
所得税の配偶者控除 奥さんの収入0円 控除額 38万円
所得税の基礎控除 合計所得金額 646万円≦2400万円より 48万円
尚、問題文にある配偶者特別控除とは48万円以上の所得を稼いで配偶者控除の対象にできない配偶者である場合でも適用できる所得控除のことです。
以上より 所得控除額は 1,080,000円(社会保険料)+760,000円(扶養控除)+380,000円(配偶者控除)+480,000円(基礎控除)=2,700,000円
給与所得から控除額を引いてあげます。
課税所得金額は 6460000円ー2700000円=3,760,000円
表より
所得税は 3,760,000円✖️20%ー427,500円=324,500円
やっと所得税が終わりました。ついてこれてますか?大丈夫ですか(笑)
次に住民税にいきます。
手順は所得税の時と同じです。
ただ注意があります。表にもある通り、控除金額がちょっと違います。
ほんとこういうのやめてほしいですよね。紛らわしいというかわかりずらいというか。。
基礎控除の方は所得税が16万ずつ減額、住民税の方は14万ずつ減額 最後0になるって覚えましたがいかがでしょう?何かいい覚え方あったら教えてください。
ではいきましょう。
給与所得はさっき計算してあります。6460000円
住民税の所得控除額
社会保険料控除 1080000円
扶養控除 表より33万円✖️2人=66万円
配偶者控除 表より 33万円
住民税の表を見てくださいね!最初訳わからなくてパニックになりました。皆さんと同じです。
同じく基礎控除 646万円≦2400万円 なので43万円
住民税の所得控除額は 1080000円(社会保険料控除)+660000円(扶養控除)+330000円(配偶者控除)+430000円(基礎控除)=2500000円
住民税の課税所得金額は 6460000円ー2500000円(所得控除額)=3960000円
住民税は3960000円✖️(4%+6%)(住民税率)+(1000円+3000円)(均等割)=400000円
所得税と住民税の合計 324500円+400000円=724500円
皆さんお疲れ様でした。
よくここまで来れました。
まとめましょう。
- 給与所得を計算
- 所得控除額 (社会保険料控除 扶養控除 配偶者控除 基礎控除)を計算
- 1ー2より税金がかかる課税所得を計算
- 3の答えより 表から税金額を計算
注意点は控除されるものを覚えないといけない
所得税と住民税では控除額が違う⇨問題で数字が与えられないものは覚えないといけない。
ということですね。
4、5回じゃ覚えられないと思います。
何度も何度も諦めずに頑張ってください!
それではまた次の問題で!
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