14,CFP試験 独学用 タックスプランニング 2019−2 過去問 問題解説  不動産所得の金額の計算

CFP 過去問題 タックスプランニング

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2021年7月5日にAさんがこの不動産を取得し、直ちに事業の用に供した場合、その年中の不動産賃貸業の収支等が以下の通りであったとき、Aさんの2021年分の所得税における不動産所得の金額として、正しいものはどれか。なお、青色申告特別控除として10万円の控除を受けるものとし、減価償却費の計算方法については定率法を適用できる場合は定率法によるものとする。

取得する不動産に関する資料

構造等   軽量鉄骨造2階建
部屋数   1DK6室 2DK2室の8室
取得価格  ◯建物 2,800万円
      ◯建物附属設備  200万円
      ◯土地  3,000万円
その他   この不動産の取得に際しては、取得資金の3分の1を自己の貯蓄から支出し、
      残額については銀行ローンを組む予定である。

不動産賃貸の収支に関する資料
◯収入
家賃収入    350万円

◯現預金による支出
ローン元金返済 180万円
ローン利息   60万円
その他必要経費 90万円

♦減価償却に関する資料
◯耐用年数:建物12年、建物附属設備7年
※耐用年数は合理的に見積もった使用可能年数である。

◯償却率

耐用年数定額法定率法
7年0.1430.286
12年0.0840.167

不動産所得の金額は 『収入金額ー必要経費ー青色申告特別控除額』
建物も建物附属設備も償却方法は定額法のみで、定率法は選択できない。
2021年7月から12月までの期間なので6ヶ月で計算する。
収入     3,500,000円
 

必要経費  
建物の減価償却費  28,000,000円✖️0.084(定額法)✖️6月/12月=1,176,000円

建物附属設備の減価償却費  2,000,000円✖️0.143(定額法)6月/12月=143,000円

必要経費⇨ 1,176,000円(建物の減価償却費)+143,000円(建物附属設備の減価償却費)+600,000円(ローン利息)+900,000円(その他必要経費)=2,819,000円

不動産所得 3,500,000円(収入金額)ー2,819,000円(必要経費)ー100,000円(青色申告特別控除額)=581,000円

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