Aさんは長年勤めていた大手飲食店を退職して2021年7月1日から個人で居酒屋を開業しました。Aさんの事業所得等に関する以下の設問について答えよ。
Aさんは2021年分の所得税から青色申告の適用を受ける予定である。青色申告に関する次の記述のうち最も適切なものはどれか?
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1、青色申告の承認を受けている年に生じた純損失は、その損失が生じた年の翌年以後5年間繰り越して純損失の繰越控除の適用を受けることができる。
答え ✖️
純損失の金額は、その損失が生じた年の以後3年間繰り越すことができる。
2、確定申告書の提出期限までに申告書の提出ができない場合、青色申告者であっても青色申告特別控除の適用を受けることはできない。
答え ✖️
10万円の青色申告特別控除については期限後申告でも適用を受けることができる。なお、55万円または65万円の青色申告特別控除については期限内申告が要件とされている。
3、青色申告を行うものが備え付けるべき帳簿及び書類の保存期間は、最長3年間となっている。
答え ✖️
青色申告者は、所定の帳簿書類を整理して7年間(一定の書類については5年間)その者の住所地等で保存しなければならない。
4、青色申告書には損益計算書を添付しなければならないが、賃借対照表については添付を省略できる場合がある。
答え ◯
原則的には賃借対照表と損益計算書を添付しなければならないが、簡易な記録の方法により帳簿を作成している場合には、賃借対照表の添付を要しないこととされている。
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