会社員のAさん(47歳)は老後の生活設計に漠然とした不安を抱き、家計収支を改善するために、現状の分析を行うことにしました。
Aさんは公的年金だけでは老後の生活資金が不足すると考え、8年前から生命保険会社の個人年金保険に加入し、保険料を負担している。Aさんが65歳以降のある年に以下のとおり公的年金を受け取った場合、Aさんの税引後の手取り金額(所得税及び住民税を控除した後の金額)はいくらか?
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①雑所得の金額
・公的年金 274万円(公的年金)ー110万円(公的年金等控除額)=164万円
※公的年金以外の合計所得金額が1,000万円以下で65歳以上のため、330万円以下は110万円の公的年金等控除額となる。
・個人年金 60万円(年金収入)ー34万円(必要経費)=26万円
∴164万円+26万円=190万円
②課税所得金額
190万円(雑所得)ー80万円(所得控除額)=110万円
③所得税額
110万円✖️5%=55,000円
④住民税額(都道府県民税及び市町村民税)
110万円(課税所得金額)✖️(4%+6%)+4,000円(均等割)=114,000円
⑤手取り金額
274万円(公的年金)+60万円(個人年金)ー{(55,000円所得税+114,000円住民税)}=3,171,000
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